共同生活のはじまり

きっかけ◆もともと一緒になるかな、という感覚はあったのだが、気持ちがはっきりしたのは私の父が急死したあとだったと思う。KTは一度父に会っていた。

ちなみに◆KKとKTはもとバイト仲間。交際期間2年半。同い年である。両方とも名古屋市内に住んでいた(現在も)。

あいさつ◆双方が、それほど形式にこだわらない家だったため、思っていたより簡単にすませてしまった。それから一度、顔合わせの昼食会をした。

結納◆形式にこだわらないというより、当人たちが面倒だったため、なし。

仲人◆同上。余計なおつきあいを増やしたくなかったというのが本音。人前式で、新郎新婦の紹介はお互いにする予定でもあったし。

婚約指輪◆一生つけるのは結婚指輪だし、もともとアクセサリーにあまり執着心がない私。なくすと怖いので、高価なものはお断りした。いくらなのかいまだに知らない。

式場◆T会館を選んだわけは、その1・いとこがそこで挙式した。その2・公共施設なのでお値打ち。その3・問い合わせたその夕方に、職員が我が家までわざわざ来て、資料をポストに入れていくほどの熱意にびっくりした。

招待客◆早い時期に、身内だけと決めていた。普通より親戚がお互い多いというのもあるし、KKはそれまで15回も式に出席しているため、関係友人たちをすべて呼ぶとなると、新婦側友人だけで50人にはなる。

衣装◆中井美穂じゃないが、Wドレス一着で通したかった。しかし、せっかくパックになっているのでまあいいか、と青いドレスも着ることに。和服は食事を制限されるので避けたかった。

日柄◆仏滅の土日をねらったが、秋にはほとんどなかったのでなんでもよかった。一般的にはそれほどよい日柄ではなかったらしく、その時間T会館は我々だけ。しかも最後のひと組なので、サービス満点だった。食事は温かいし、衣装室使い放題だったし…。私もすっかりリラックスしてしまい「こんなに面白い新婦さんははじめて」と美容師さんに大笑いされた。

ひきでもの◆自分の経験と、遠方からの客が多いということで、カタログ中心。

司会◆初めてKKが招待された式が中年男性の司会者で、とてもよかった。自分もそうしたいと、めずらしく主張。結果は大満足。招待客からも大好評だった。

住居◆地下鉄まで歩いて20分までのところにぜひ住みたかった(KTは住んでいた)。先に駅を決めてから、回った不動産屋さんは3つ。

家具◆何でもよかったのだが、KKの母がさすがに口を出し「名古屋嫁入り物語」のところで一括購入。家具ってなんであんなに高いんだろう。

電化製品◆これもよくわからないのでKTにすべておまかせ。配線も得意らしいので。冷蔵庫だけは両開きにしてもらった。

新婚旅行◆海外未経験のKTのために、日本人のためのリゾート地・ハワイへ。国内でもよかったが、せっかくなのでと。詳しくはエッセイで。

イベントの結果◆KK母方の伯父の「忘年会だな、ありゃあ〜」というひとことに、端的にあらわされている。新郎新婦があんなに楽しんでよかったのだろうか。一応気はせいいっぱい使ったつもり。新郎側は久しぶりに親戚であつまったので、十分話ができた「身内だけの式」はとても楽しかったらしい。さりげない人だったが、司会者の力が非常に大きかったと思う。無事に済んで本当によかった。

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